大晦日、今年の締めくくり記事が完成しました。
アンケートにご協力いただいた皆さま、まことにありがとうございました!
今回はアンケートで票を集めた「ヨーヨーニュース」「ビデオ」「フリースタイル」「ほしくなったヨーヨー」を、票が多かった順に上位3つくらいを紹介します。そして、ヨーヨーニュースが選んだ「ヨーヨーニュース」「ビデオ」「フリースタイル」も選出しました。
よければ、あわせてYoYoSkills.comのBest of 2012もご覧ください。こちらでも、2012年のもっとも話題となったヨーヨーメーカーや、プレイヤーなどについての情報が、アメリカからの視点でまとめられています。
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【今年もっとも衝撃を受けた・感動した「ヨーヨーニュース」部門】
– YOYONEWS –
2012年は貴重なトリックの映像化、世界大会での日本人の活躍、キッズプレイヤーの躍進、独島なスタイルをもつプレイヤーの台頭。ヨーヨーの技術面という意味でも進化が大きかった年ですが、見逃せない、忘れてはいけない悲しいニュースもある年でした。そんな中、もっとも多くの人に選ばれた、ヨーヨー関連の出来事、ヨーヨーニュースとは。
第1位 鈴木裕之選手の活躍・世界チャンピオン返り咲き
1月よりメーカー「sOMEThING」をスタートし、ショップ「YoYoAddict」と二足の草鞋ながらも中部地区大会(CJ)、全国大会(JN)、アジア大会(AP)、そして6年ぶりの世界大会優勝。自身のシグネチャーモデル「アングラム」も発売するなど、鈴木選手について話題に事欠かない一年だったことでしょう。表彰式の男泣きに感動した(30:51~)という声もちらほら。また、どのフリースタイルについても高い評価を得ているのもポイントです。2013年もいきなり新色・新機種リリースを予告しており、2013年以降の活躍も、ますます期待されています。
オフィシャルページ:http://www.hiroyuki-suzuki.com/
第2位 鈴木幸宏さんの訃報
フランスを中心に活躍をしていた日本人ヨーヨーアーティストの鈴木幸宏さんが、6月27日に滞在先であったドイツにて逝去され、国内外問わず話題となりました。26歳という若さでの不幸、それも業界きってのトップクラスの技術力をもったヨーヨーアーティストであっただけに、衝撃的なニュースとして記憶に残った方は少なくなかったようです。故人の妻である西岡(鈴木)みづきさんの手によって、facebookページやブログは残されており、いまでも時々更新がされ、別れを惜しむ多くの言葉が書き込まれています(ブログはコメント受付を停止しています)。
鈴木幸宏さんの功績や、海外での報道の様子などについてはこちら。
第3位 HSPIN、十五年の歴史に幕
スイスの老舗ヨーヨーメーカーであるエイチスピンが撤退を表明し、十五年の長い歴史に幕を閉じることとなりました。現在のフルメタルヨーヨー主力時代の基盤を作り上げたといっても過言ではなく、日本との縁も深いメーカーであっただけに、この事態を悲しむ声が多く寄せられました。現在オフィシャルページではアウトレット品が売りだされており、この販売が終了次第、完全に撤退するとのことです。メーカーは基本的に規模縮小、もしくは自然消滅がほとんどのパターンでしたが、このように終了を宣言したのはエイチスピンが初めてと思われ、その姿勢を評価する声もありました。
撤退について詳しい情報はこちら。
その他、投票があったのは……↓
*大沼利章・石川空選手のチームヨーヨージャム入り
*ダブルストレートベアリングの発売
└「メインのベアリングが入れ替わった人も多いのでは」…
*各地で練習会の発足
*五本指スーサイド
└「できるわけがないと思っていたから」「あまりにも衝撃的」…
*高性能プラスチックヨーヨーが数多くリリース
└「アルファクラッシュに感動した」「ディフュージョンやループ1080は2012年に欠かせないモデル」…
*リワインド大須店の閉店
└「ヨーヨーを知ったお店なだけに悲しい」…
*キッズプレイヤーの、さまざまな大会での活躍
└「オオクボアマネ選手のクリップビデオが好き」…
…等(順不同)
【今年もっとも影響を受けた・感動した「ビデオ」部門】
– MOVIE –
ビデオコンテストなども開催され、今年はよりビデオが多くアップロードされ賑わった年かと思います。細かく編集されたクリップビデオだけでなく、トリック単品の映像も数多く話題になりました。今年も票がもっとも多く割れたのはこの部門。そんな中、栄えある一位を飾ったのは……。
第1位 YoYoJoker x JT x REWIND Video Contest – Ryosuke Iwasawa
今年の第1位は “ラセレーションマスター” “Irパッドオーナー” の岩澤亮介さん製作、YoYoJoker x JT x REWIND Video Contestのエントリー作品です。抜群の編集センスとトリック難易度で高い評価を得ており、「編集というものに新しい可能性を感じた」「とにかくカッコいい!」という声が多く寄せられました。初めてのシグネチャーモデルであるFragmentも、発売された瞬間に完売するほど凄まじい人気をほこり、鈴木選手に負けじと話題の欠かないプレイヤーでした。この他にも彼は今年多くのビデオをリリースしており、各方面にその存在感を強く知らしめたことでしょう。
第2位 FIRST-EVER “HOOK4.0” by Ryosuke Iwasawa
こんなことは初めてです。なんと第2位も岩澤亮介選手が製作した映像がランクインしました。第1位のものに対し、完全にヨーヨープレイヤーのみがターゲットというギャップです。こちらは史上始めて映像化された4.0フックで、オーストラリアのヨーヨーメーカーであるWerrdが主催した一発トリックコンテスト「Werrd Best Banger Trick Video Contest」エントリー作品でもあります。「とにかく衝撃だった」「神の領域」という声ばかりが集まり、その離れ業ぶりに多くのヨーヨープレイヤーが度肝を抜かれました。
第3位 yoyorecreation and 44CLASH 5th ANNIVERSARY
こんなことは初めてです2回目。なんと同じ選手がランクインした3つのビデオすべてに出演しているという快挙です。こちらの映像、製作はVISYONの中塚謙二さん。国内でも有数のビデオクリエイターとして挙げられる一人です。yoyorecreationと44CLASHの5周年を記念した、YYRチームメンバー出演のビデオで、アンケート期間中に公開されたにも関わらず、怒涛の票数を集めて一気にランクインしました。「チームメンバー全員に出演してほしかった」という声もあり、今作以降にも大いに期待がかけられていることでしょう。
その他、投票があったのは……↓
*Prominence Promo Video feat.Takuma
└「プロミネンスを買うきっかけになった」…
*C3yoyodesign Presents: Japan National Yo-Yo Contest 2012
└「歌がいい。キャストも豪華」…
*Werrd.com Best Banger Trick Video Contest : Ryouta Ogi
└「ビハインドバックで良く糸が飛ばせるなと思った」…
*kengokido presents ryotatorigoe
└「トリゴエさんは5A部門の革命児だと思います。トリゴエさんのトリックを触媒に5A部門が発展することを祈っています」…
*YoYoFactory Presents: Jason Lee USA 2012
└「広大な自然の中で目一杯楽しむ感じがとても印象的でした」…
*YoYoJam Team audition summer2012 “Toshiaki Onuma”
└「すごい爽快感」…
*Yuuki Spencer 2012 Compilation
└「シンプルで独創的で、実力が桁違いに見える」…
*Luis E Celis – One Drop
└「音楽と雰囲気が合っている。かっこよく編集されていてこういうクリップを作りたいと思った」…
*Werrd com Best Banger Trick Video Contest : Taiichiro Higashi
└「ツーハンドのスーサイドは何度か挑戦したが、このような発想は自分には全く無かったので」…
*39pict/1min
└「(自身も)ピクチャーが得意なので衝撃を受けました」…
*sOMEThING – FRESH KID Amane Okubo – by YoYoAddict
*János Karancz – Brainstorm
└「見ていて気持ちいい」…
*Werrd Best Banger Trick Contest – Sora Ishikawa
└「感動した」…
*コロコロコミックの付録ハイパーヨーヨーDVD
└「現代のヨーヨーを初めて見た映像だったので。これがきっかけで子供とヨーヨーをやるように」…
*Backspin Presents: FROM PRAGUE WITH LOVE | EYYC 2012 Video
└「大会の規模がよく分かる」…
*【PV】SPIN!! feat.HARD GU.W-C.I
*Rethinkyoyo Contest 2012 — [Amazing Binds]
└「自分が知らなかった、またはやってみたかったバインドがたくさんあったから」…
*A New Chapter ft. Marcus Koh
└「プレイヤーによるトリックと曲に合わせた編集が魅力的だった」…
*YoYoJoker x JT x REWIND Video Contest – Hiroaki Sakuma (a.k.a. さっさん)
└「ロケーションが気持ちよさそう。そしてすごく楽しそうにヨーヨーしてる」…
*Figure Eight Loop
*BRYAN FIGUEROA Promo Video
└「道端でヨーヨー、というさりげない感じに引かれた。曲も落ち着いていてクールで大人な雰囲気がした」…
*History
└「ヨーヨーとストリングの見せ方が抜群に美しい。難易度を追求しているわけではないところに好感」…
*リワインドビデオ ビギナー編
*YoYoJoker x JT x REWIND Video Contest – Masahiro Terada
└「考え抜かれたインフルエントは感動の一言。色々な部門のプレイヤーにみてほしい」…
*Arctic Circle
*cleanse
└「技も然ることながら、動画の構成が良い」…
*RS Collection 6: Yo Yo Circle, TRICK ROOM
└「立命館大学を受験しようと思っているので、もし入学したら一緒にヨーヨーを楽しみたいと思った」…
*Palli and Puffin in TOKYO
*Fixed Axle Throwdown 2012
└「固定軸でここまで遊べるのかと感動した」「ロケットを見ずにキャッチ」…
*Ashiru Kamui Light – JAPAN TECHNOLOGY
└「きちんとヨーヨーのコンセプト、長所等を紹介しているため」…
…等(順不同)
【今年もっとも影響を受けた・感動した「フリースタイル」部門】
– FREESTYLE –
今年も地区大会、全国大会、アジア大会(AP)、ヨーロッパ大会(EYYC)、そして世界大会が行われました。昨年から開催されている「All in One.」「ヨーヨーサティスファクション」、そのほか伝統となりつつある「44CLASH」「北海道ヨーヨーコンテスト(HYC)」「ヨースタイル九州」が今年も開催され、公式大会とともに大いに盛り上がりました。さらに今年は大会に目を向ける人が多かったのか、ビデオ部門に並ぶくらいに票数が集まり、昨年とはまた違うプレイヤーの名前が多く挙げられています。今回はその中で上位3名を紹介します。
第1位 高田 柊 – Shu Takada(世界大会)
2012年の優勝は、今年の2A部門世界チャンピオンに輝いたタカダシュウ選手の世界大会でのフリースタイルです。「とにかく楽しいフリースタイルだった」との声がもっとも多く、ダンスを取り入れ、従来のフリースタイルとは異なる形で音楽と一体となったパフォーマンスが人気を博したようです。世界大会後には、ルーピングヨーヨーの有名モデル「ループ900」の後継機にあたる「ループ1080」がシグネチャーモデルとして発売されるなど、2013年からもさらに人気を高めていきそうです。
第2位 Zach Gormley(全米大会)
本名「Zach David Gormley」。近年メキメキと実力をつけており注目されていた選手ですが、今年ついに全米大会で優勝を果たし、その技術の高さを世界へ知らしめることとなりました。とくに、小柄な体格とギャップのあるスラックを交えた派手なコンボに注目。「とうとうここまできてしまったか」「もともとザックが好き」「クリップの超絶トリックが決まりまくっていた」といったように大会活躍前からの固定ファンも多く、その期待に答えたゆえの当然の結果といえるでしょう。現在まだ16歳という若さ、今後の活躍はもはや必然です。
第3位 鈴木 裕之(世界大会)
ニュース部門に続き、こちらでも見事にランクイン。実に6年ぶりの世界大会優勝ということで、あきらめず挑戦し続けた姿勢と、フリースタイルにおける技術力とパフォーマンス性の高さについての感想が多く寄せられました。なかには「同氏のフリースタイルを見て復帰したので、JN、世界大会と優勝したのはすごく嬉しくて鳥肌が立ちました」というファンからのメッセージも。TV出演、海外プロモーションと活動の幅を広げ続ける一方でプレイヤーとしても活躍し、自身がショップ・メーカーの広告塔になったという意味では、もっとも濃い一年ではなかったのではと思います。
その他、投票があったのは……↓
*Hank Freeman(世界大会)
└「3Aの基礎系トリックにおける完成形を見た気がして、凄まじい衝撃を受けた」…
*Ahmad Kharisma(アジア大会)
└「次元が違う」…
*鈴木 裕之 – Hiroyuki Suzuki(全国大会、CJ)
└「トリックのバリエーション、曲調にあったプレイが素晴らしい」「少女時代の曲とプレイがマッチしていて、今でもほぼ毎日観ている」…
*渡邉 剛太 – Kota Watanabe(All in One.)
*大沼 利章 – Toshiaki Oonuma(全国大会)
└「練習量がにじみ出ているフリースタイルだった」…
*羽角 伊弦 – Izuru Hasumi(指定なし)
└「安定感がある」…
*上田 幸一郎 – Koichiro Ueta(指定なし)
└「過去のものと見比べても変わったことをやっている。選曲も好き」…
*万年 健太郎 – kentaro Mannen(NJ、全国大会)
└「独特のごちゃ系に感化」「トップオンが凄い」…
*城戸 慎也 – Shinya Kido(全国大会、世界大会)
└「編集でもいいからノーミス版が見たい」…
*高林 健 – Ken Takabayashi(EJ-B)
└「技の難易度に反比例しミスの少なさが光っていた」…
*石田 英雄 – Hideo Ishida(JN)
└「ここまでヨーヨーをかっこよく見せられるのかと衝撃を受けました」…
*Marcus Koh(世界大会)
*宮本 晋之介 – Shinnosuke Miyamoto(全国大会)
└「技の質とキレが異次元」…
*井上 卓磨 – Takuma Inoue(世界大会)
└「曲とホリゾンタルがとても合ってた」…
*仙波 英将 – Hidemasa Senba(世界大会)
*松浦 豪 – Takeshi Matsuura(世界大会)
└「トリック難度が高い」…
*秋葉 泰貴(WJ、HYC)
└「1Aの3分フリーであのミスの少なさはすごいです」「ヨーヨーの動きが独特」…
*Charles Heycock(カナダ大会)
*関矢 玲希 – Reiki Sekiya(EJ-B)
└「トップオンがすごかった」…
*岩倉 玲 – Rei Iwakura(世界大会、CJ)
└「これぞパフォーマンス。みていて楽しいという気持ちにさせてくれた」「技術力や表現力は周知の事ですが、そこに更に無理なくソロハムを入れてきたのが凄いと思います」…
*Vaclav “Vashek” Kroutil(EYYC)
*藤坂 達也 – Tatsuya Fujisaka(全国大会)
└「前回チャンピオンなのに技をガラリと変えた攻めの姿勢に感動した」
*橘 保貴(44CLASH)
└「後ろが気になった。ハッシュタグも」
*岡田 直人(全国大会)
└「パフォーマンスに一目惚れ!難易度だけでなく一つ一つの動きが洗練されかなり完成度の高いフリーだと思う」
*三浦 銀次(800YOYOCLASS)
*Peter Pong Si Yee(44CLASH-Russia、世界大会)
└「ハイレベルでミスも少なく、見てる方も気持ちがよかった」
…等(順不同)
【今年もっとも影響を受けた・感動した「大会出場選手」部門】
– PLAYER –
続いて、もっとも影響を与えた、もしくは感動を与えてくれたプレイヤーの上位を紹介します。今年の中心となったプレイヤーは誰か、そして来年の注目株は。フリースタイル部門とはちょっと結果が異なる、こちらも年齢層の幅広いおもしろい結果となりました。
括弧内は、所属チームやスポンサーです。(当サイト調べ)
第1位 鈴木 裕之(sOMEThING / YoYoAddict)
ニュース部門に続き、こちらでも堂々の1位獲得です。推薦理由は「久しぶりの世界大会優勝に感動した」と、やはり「CJ・JN(全国大会)・AP(アジア大会)・世界と勝ち続けた実力に圧倒されました」という声が集まりました。
第2位 高田 柊 – Shu Takada(YoYoFactory)
今年はじめて世界チャンピオンとなったタカダシュウ選手がランクインです。ここでもダンスパフォーマンスのインパクト、観客を楽しませるフリースタイルが人気の糧となったようです。また、44CLASHのオーガナイザーである岩田政信さんのブログにてインタビューが掲載されています。その競技者としての真摯な姿勢にも注目です。
第3位 Zach Gormley(CLYW)
というわけで、上位3名がフリースタイル部門と同じメンツになりました。注目され続けていた選手である、ということの他に「個性的な選曲や、スタイルなど、何かが他の選手とは違うところが好き」といった、フリースタイルそのもののセンスを賞賛する意見も多数寄せられました。
その他、投票があったのは……↓
*Mateusz Ganc(YoYoFactory)
└「パフォーマンスがカッコイイ」…
*Gentry Stein(YoYoFactory)
└「力強く繊細なスタイル、決めるとこ決める音の踏み方、好みが分かれそうな感じが逆に好き」…
*城戸 慎也 – Shinya Kido(yoyorecreation)
└「絡まりながらもかなり感動(もちろんいい意味で)」…
*岩倉 玲 – Rei Iwakura(YoYoJam)
└「単純に難しい技をこなすのではなく、かっこよくて楽しいパフォーマンスをしてくれる点が非常に好感が持てます」「世界一カッコいいプレイヤーだと思います」…
*三浦 銀次 – Ginji Miura(SpinGear)
└「成長したと思った」「44CLASHの準優勝に感動した」…
*井上 卓磨 – Takuma Inoue
└「常識はずれな5Aで圧倒された」…
*松浦 豪 – Takeshi Matsuura
└「同年代で世界大会3連覇は素晴らしいと思ったから」
…等(チーム及びスポンサード別・順不同)
【今年もっとも欲しくなった「ヨーヨー」部門】
– (WANTED) YO-YO –
2012年に発売、再生産されたヨーヨーの中で、一番ほしくなったヨーヨー(手に入れたものも含む)の調査結果です。今年は低価格化と高価格帯の両方が増えた印象ですが、果たしてどちらが1位を勝ち取ったのでしょうか。といっても、ここまで順々に読んできている方は想像がつきやすいのではないでしょうか。
第1位 アングラム – ANGLAM(sOMEThING)
今回の第1位は、ニュース部門でも1位を獲得した鈴木裕之選手のシグネチャーモデルであるアングラムです。やはりフリースタイル・プレイヤー部門とも一緒に上がってきました。チタンリムを搭載したサムシング初のバイメタルモデルで、本人も絶賛の出来栄えから一挙に人気となりました。
第2位 ダブルジョーカー(新) – New Double Joker(YoYoJoker)
ヨーヨージョーカーの新機構、スライダーエッジを搭載した新ダブルジョーカーがランクインです。実際に集まった声も「構造と発想に惚れました」「やっぱり使いやすかった」というのがほとんど。メーカーの新定番として確かな地位を確立したようです。
第3位 アークティックサークル – Arctic Circle(CLYW)
こちらもフリースタイル・プレイヤー部門の影響でしょう。CLYWのヨーヨーはほかにも複数票を集めましたが、アークティックサークルはそのなかでも頭ひとつ抜ける結果に。カラーリングの美しさだけでなく、実際のコントロールのしやすさも評価されました。「5Aにも使いやすい」との声も。
その他、投票があったのは……↓
*スレイプニル – Sleipnir(yoyorecreation)
*フラグメント – Fragment(yoyorecreation)
*トリガー – Trigger(YoYoJam)
*フリップサイド(Duncan)
*アチューン – Attune(yoyorecreation)
*アヴァランチ – Avalanche(CLYW)
*チーフ – Chief(CLYW)
*バーサーカー – Berserker(C3yoyodesign)
*ループ1080 – Loop 1080(YoYoFactory)
*アシルカムイライト – AshiruKamuiLight(JapanTechnology)
*カイナー – Kainer(JapanTechnology)
*スーパーフライリミックス – SuperFlyRemix(sOMEThING)
…等(メーカー別・順不同)
【今年もっとも熱中した「スタイル」部門】
– STYLE –
ヨーヨーの楽しみ方はいくつもあります。実際に手にとってプレイするだけでなく、自分のトリックを作ったり、ビデオを撮ったり、オリジナルヨーヨーを作ったり、コレクションしたり。そしてプレイスタイルもいくつもあり、それは大まかに1A~5Aと呼ばれる5つに分かれます。
この部門では、1A~5Aというプレイスタイルを理解している方に、2A~5Aの中で、もっとも熱中したスタイルは何かをお聞きしました。
第1位 2A 36%
第2位 4A 35%
第3位 5A 20%
第4位 3A 9%
今年は2Aと4Aが大接戦を繰り広げました。どちらもループ1080・アシルカムイライトといったメーカーが威信をかけ製作した新機種がリリースされたからでしょうか。5Aは3Aを引き離し、逆に3A部門は10%を割る結果となりました。
【2A~5A各スタイルでもっとも使用された「ヨーヨー」部門】
– Best of 2A-5A’s YO-YO –
引き続き、2A~5A各部門で、もっとも支持されたヨーヨーはなんだったのか、という調査の結果です。
3A・4A・5Aは、投票数が一定に満たなかったため、順位はありません。
投票があったヨーヨーは、以下のとおりです。
■2A
第1位 ループ900 – Loop900(YoYoFactory)
今年も圧倒的な支持率。2年連続の1位です。生産終了となり、後継機であるループ1080が11月下旬より発売されていますが、いまだその人気は衰えずといったところですね。この人気はどこまで続くのでしょうか。また、同じヨーヨーファクトリーからリリースされた「ループ808」も多くの票を集めました。
その他、投票があったのは……↓
*ループ808 – Loop 808(YoYoFactory)
*ループ1080 – Loop 1080(YoYoFactory)
*レイダー – Raider(Yomega)
*ファイヤーボール – Fireball(Yomega)
*ウインドオービット – Wind Orbit(HyperYo-Yo)
*アンリーシュト – Unleashed(YoYoJam)
*プラスチックスペーサー搭載レイダー(通称ナイスペレイダー)
*プラスチックスペーサー搭載ファイヤーボール(通称ナイスペファイヤー)
…等(順不同)
■3A
*プロミネンス – Prominence(TurningPoint)
*デスティニー – Destiny(God-Tricks)
*ファーミー – Firmy(sOMEThING)
*スーパーフライ – Superfly(sOMEThING)
*マックスベット – MAXBET(TurningPoint)
*スピーダー2 – Speeder2(YoYoJam)
*新ダブルジョーカー – New Double Joker(YoYoJoker)
…等(順不同)
■4A
*レクストリーム – Rextreme(YoYoJam)
*アシルカムイ – AshiruKamui(JapanTechnology)
*アシルカムイライト – AshiruKamuiLight(JapanTechnology)
*カムイ – Kamui(JapanTechnology)
*フィエスタXX – Fiesta XX(YoYoJam)
*アクエリアス – Aquarius(YoYoJam)
*ハヤブサ – Hayabusa(Duncan)
*ハヤブサSL – Hayabusa(Duncan)
*グリフィンウィング – Griffin Wing(Shinwoo)
*グリフィンウィング2 – Griffin Wing2(Shinwoo)
*ソーラー – Solar(C3yoyodesign)
…等(順不同)
■5A
*ジェネシス – Genesis(YoYoFactory)
*ウィップ – Whip(YoYoFactory)
*ノーススター – NorthStar(YoYoFactory)
*セヴィア2010 – Severe2010(YoYoFactory)
*デスティニー – Destiny(YoYoJam)
*SFX(YoYoJam)
*クエスト – Quest(YoYoJam)
*ザンナビ – ZanNavi(Shinwoo)
*クラッシュ2011 – Clash2011(yoyorecreation)
*ディフュージョン – Diffusion(yoyorecreation)
*アングル – ANGLE(sOMEThING)
*スーパーフライ – Superfly(sOMEThING)
*ポジトロン – Positron(TurningPoint)
…等(順不同)
そしてここから下は、管理人が選んだ「もう一度」シリーズです。ニュース、ビデオ、フリースタイルの3部門に分けて取り上げました。
【ヨーヨーニュース選出!もう一度思い出してほしい「ニュース」部門】
-Best of YOYONEWS choiced by yoyonews.jp-
電子回路で音楽を奏でるヨーヨー「轟」のニュースです。11月27日には電子工作コンテスト2012にてゴールドスポンサー賞を受賞するなど実績もつきはじめ、2013年1月19日には全国手づくり楽器アイデアコンテストにて演奏予定など、ますます他業界への広がりが期待されています。その「轟」のテスト映像がこちら。
YOYO Type MIDI Controller “TODOROKI” Promotion
【ヨーヨーニュース選出!もう一度見てほしい「ビデオ」部門】
– Best of MOVIE choiced by yoyonews.jp –
正確には2011年の映像なのですが、大晦日に公開されたため昨年のyoyonews of the yearで取り扱うことのできなかった宮本晋之介選手のビデオです。製作は現在VISYONで有名な中塚謙二さん。独創的かつキレのある動きとハイセンスな映像が目を引きます。
idle one’s days away
【ヨーヨーニュース選出!もう一度見てほしい「フリースタイル」部門】
– TOP3 FREESTYLES choiced by yoyonews.jp –
2012年はC3yoyodesign / 香港・Duncan / ハンガリー・そしてyoyorecreation / 日本から選ばさせていただきました。いま各メーカーを代表するといっても過言ではない実力を持つ皆さんです。きっと多くのヨーヨープレイヤーの琴線に触れてくれるであろうと思います。
2012 Japan National Yo-Yo Contest 4A 1st – 岡田 直人 – Naoto Okada(全国大会)
EYYC 2012 International 1A Open Champion – Peter Pong Si Yee(ヨーロッパ大会)
Sopron International Yo-Yo Contest 2012 1A Pro 1st Place: Karancz János
【ご意見・ご感想への返信】
– Answer for Customer –
お送りいただいた文章は、一部編集しています。
Q.来年以降もyoyonews of the yearやってください!
A.アンケートに答えてくださる方々がいるかぎり続けるつもりです。
Q.OSCのトリックは増えないんですか?
A.ただいま無期限停止中ということで…。ネタは貯めております。
Q.実在の人物を看板イラストに採用してみては?
A.検討中ですが、それだとありきたりなので、いまのイラスト運用形態を使った別のやり口で便利なサイトを作るなりリニューアルするなりと検討中です。
Q.有名プレイヤーの各部門オススメヨーヨーが知りたい!
A.ちょっとうちでは難しいですね…ですがこの案は何かしら別の形で昇華できるかもしれないなと検討中です。
Q.国内の情報をもっと拾ってほしいです。
A.現時点でかなり全力で拾っていますが、実は口コミでいただいた情報も掲載させていただくことが多くあります。もし新たな情報を見つけたりした際は、お問い合せフォームよりご連絡いただけますと、もしかすると管理人のチェックリストおよびブックマークに入るかもしれません。情報提供に何卒ご協力ください。
2012年もたくさんの方々にヨーヨーニュースをご利用いただき、本当に本当にありがとうございます。
今年も変わらずご愛顧いただき、無事に2013年を迎えることができます。いつの間にやらここまで大きくなったヨーヨー好きによるヨーヨー好きのためのサイト。2013年からは、ヨーヨーニュースらしいコンセプトを残したまま、ヨーヨーをやったことがない方、興味が無い方へのアプローチ方法を検討していく方針です。
また、Q&Aでも書きましたように、2013年中に1回リニューアルを検討しております。すでに当サイトを愛用してくださっている方々にも、もっと利用しやすいサイトを目指して改良をして参りますので、どうか変わらずご支援のほどお願い致します。
そしてプレイヤーだけでなく、練習会・ショップ・メーカーといったヨーヨー関係者のお役に立てることを、ヨーヨーニュースは切に願っております。
2013年も、ヨーヨーニュースをよろしくお願いします。
写真提供:ヨーヨーストアリワインド
※各質問でいただいた「理由(コメント)」は、一部編集して記事内で使用しています。