家屋の多くが津波で流されるなど、震災の爪痕が深く残った岩手県野田村にて、子どもたちに笑顔をと、ヨーヨーのパフォーマンス、デモンストレーションが行われました。このヨーヨーコーナーは野田村の隣である岩手県久慈市の方が主導で行ったとのことです。このヨーヨーを通じて得た経験、思い出、笑ったことは、今後の復興、彼らの成長に必ずつながることかと思います。ヨーヨーに限らず、こういった思いがけぬ場で自分の趣味が役に立つということ、ヨーヨーではとくに多くあります。ヨーヨーは年齢を問わず、国を問わず、性別を問わず、誰でも知っていて、日本では誰でも手にとったことがあり、かつ非電源です。震災の規模にくらべると、この出来事自体は本当に些細な出来事かもしれませんが、とても大きな進歩であることは間違いありません。そしてヨーヨーに限らず、こういった大きな進歩が連なり、復興というものが成り立つはず……その復興という歯車を動かすのに、まずは気持ちを前向きにしなければいけない。となったとき、ヨーヨーは「大」活躍できる可能性を秘めています。この野田さくらまつりでのパフォーマンスは、そんなヨーヨーのカタチの代表的ともいえる一例です。
被災地では未だ一切予断を許されない状況が続いている場所も多くあります。これからどんな問題が生まれるかもわからないという状況で、ヨーヨーで遊ぶなどと悠長なことを言っている隙など無いかもしれません。一瞬の気休めかもしれません。しかし、これで救われる方がいるかもしれない、ということは忘れてはいけません。なかでも今回の野田さくらまつりにおける実例から見ましても、子どもたち、年配の方たちの心のケアに、ヨーヨーという選択肢は大いに実用的といえるでしょう。息が詰まったとき、息抜きに一度だけ、ヨーヨーを手にとってみるのは、選択肢の1つです。また、身近に息が詰まっている方がいたら、一緒にヨーヨーを手にとってみるというのも、選択肢の1つです。そうしてこういった活動が好転のきっかけとなったり、周りに繋がっていけば、これほど支援活動者の方にとっても、被災地の方にとっても喜ばしいことはないでしょう。
下記に野田さくらまつりのボランティアスタッフの方によるレポート記事と、パフォーマンスを行った方のレポート記事へのURLを掲載させていただきます。
http://yaplog.jp/hidamari_kuji/archive/383
陽だまりIWATE 野田村復興支援 さくらまつり ハイパーヨーヨー・パフォーマンス&プレゼントコーナー
http://x33.peps.jp/iwateyoyo/blog/view.php?cn=25&tnum=98
コージのブログ 野田さくらまつりにて
また、ヨーヨーに関連する被災地への支援活動は他にも多く行われています。下記にそのリストへのURLを掲載させていただきます。このページへはトップページの一番上の記事からもアクセスできます。
http://yoyonews.jp/?p=6012
東北地方太平洋沖地震の義捐金、各地で募る。支援活動も