今年の世界大会で、1A部門で新しく実施された「準決勝」のことをご存知でしょうか。今年はAP部門以外のすべての部門で予選通過枠が狭まり、優勝候補レベルの選手が軒並み予選で落とされていくという熾烈な戦いでもありました。その中でも新設された1A部門準決勝(セミファイナル・もしくはラウンド2)は他部門の選手からも感嘆の声があがるほどに厳しいもので、歴代ヨーヨー大会史上もっとも壮絶な戦いとなる、まさにもうひとつの「世界大会」となりました。ただでさえ失敗の許されない予選を2回、音楽・構成を変えるかどうか、バクチのトリックを重ねるか、難易度を下げて安定を取るか。予選・準決勝参加者のプレイヤーはどれだけ悩んだのでしょうか。どれだけのプレッシャーがかかったのでしょうか。
そんな準決勝を戦い抜いた選手たちに少しでもスポットが当たればと思い、この記事を書かせていただきました。来年からはシード選手もラウンド2からにするかもとか、いろいろルールが検討されているようなので、この激戦っぷりはもう二度とない可能性が高いです。そんな歴史的な、決勝・ファイナルラウンドに負けない熱戦を繰り広げたセミファイナルの選手たちを、順に紹介させていただきます。
(ポイント差も1位通過者が89.98、ボーダーだった10位通過者が78.58と僅差でした。大まかにいえば、途中まで1位の点数でも、一度ワインダーをしたりすればもうほぼ確実に予選落ちしかねるレベルの差です。本当にどれほどの実力者であれ1ミスが致命傷になりかねなかったことがうかがえます)
全員掲載したいところなのですが、容量削減のため第20位の選手から掲載させていただきます。
第20位 センバヒデマサ
第19位 Zach Gormley
第18位 マンネンケンタロウ
第17位 Alex Berenguel
第16位 キドケンゴ
第15位 Augie Fash
第14位 Eric Koloski
第13位 Sebastian Brock
第12位 Andrew Bergen
第11位 トクブチアキトシ
これより先の選手が準決勝通過者になります。
第10位 Anthony Rojas
第9位 Chris Fraser
第8位 マツウラタケシ
第7位 ナカツカケンジ
第6位 イイヅカタカヒロ
第5位 フジサカタツヤ
第4位 Paul Kerbel
第3位 イリフネヒロ
第2位 ワタナベコウタ
第1位 Luo Yi Cheng